iPhone 6, 6Plusにおける操作領域の考えをまとめてみた
iPhone 6, 6Plusが発表され結構の月日が経ちました。
僕は独自仕様があるiPhone 6Plusを購入し2ヶ月以上使用しているわけですが、現状6Plus用のレイアウトでのユーザビリティにおける勝ちパターン的なものが未だに見出だせずにいます。ただなんとなくこうなのかなーと思うところを客観視してみるためにまとめてみる。
※ 僕の手は小さいです
タップ領域を客観的に分析する
僕個人の問題を一般と考えても意味がないので、前提条件として一般的なタップ領域を見ましょう。
これをみた上で言えるのは
“iPhone 6ですら全画面操作はユーザビリティを確保出来ない”
ということでしょう。
よって、ユーザが極力ストレスを感じずにアプリやWebを閲覧・操作するには、デバイスを持つ場所をある程度固定化できるような設計を考えなくてはいけません。
この場合ナビゲーションバー左側にバックボタンがあり、デバイス下部中央にホームボタンがあるというあたりが肝となってくることでしょう。
(エッジスワイプによるバックはリテラシーレベルに依存するのでペルソナ設計の段階でその便利機能を使えるのがどれぐらいの人なのかを考えておく必要があります)
参考までにAndroidでは以前よりアスペクト比 16:9で且つ@3xの意味合いと同じxxhdpiというdipの組み合わせがありましたが、ユーザビリティではバックボタン等のハードウェアキーがあるため持つ場所レベルでは考えず下に寄せていく設計で済みました。
公式を疑う
iOSというかUIにおいては “iOSヒューマンインターフェイスガイドライン” ダイスキーが多いのですが
昨今においてある一定以上のUIに関する知見を持ちうる場合は、ユーザビリティは独自で考えた方がいいかもしれません。
iOS, Androidが普及しそれなりの月日が立っていることもあり統一のUI形式を使わないとついてこれないユーザが多いなんてことは少ないと思います。(ただしユーザの学習を要してしまうので多少の配慮は必要です)
こんなこと書くとUIヤクザ界隈からシバかれそうですが
現状においてApple純正のアプリでさえ使い勝手ワルーと思ってしまうような感じです(少なくとも僕はココロがぴょんぴょんしないです)
では何が良かったのか?というとこなのかもしれませんが、
ひとつ挙げるならPinterestは良いと思います。
Pinterest
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: 無料
デベロッパ名: Pinterest, Inc.
サービスの本質とユーザビリティの担保双方において高いです。
ツールなのかゲームなのか
そもそも論ですがこの2点で設計に関する方法レベルで変わると思います。
ゲーム系
ゲームに関してはカヤックさんの記事を参考にすると良いと思います。
+アルファで考えるとすれば主となる情報の領域を設計者サイドで “ユーザの学習前提にて” 組み替え易いです。
ツール系
僕は過去経験から見てもコチラ寄りなのですが、
- 情報は上が新しく提供されるのがほぼほぼの前提
- 過去の形をそのまま進めると学習リソースは低いものの両手持ちアプリとなってしまう可能性が高い
- 操作領域は自由に考えても良いものの機能を俯瞰できる形にする (独自機能の学習総量を可視化する)
- リテラシーが高い層は確実にいるのでエッジスワイプなどが未実装であれば実装してユーザビリティ向上を図る
というあたりを考えながら進めると良いかもしれません。
この辺を元に見るとPinterestを挙げた納得感があるかなーと思います。
メニューに関してはこちらでも検証されています。
最後に
まとめるとどういう形で設計/開発するのがいいのよ?となりそうですが
この辺は別記事にまとめようと思ってます。
ちなみにPhotoshopユーザ向けになると思います。
※ 先月あたり途中まで書いているのですが全然すすんでない…